パドックの仕事は５５万円のチケットで入ってくるVIP向けのフォトサービスで、クラブの中の一角にスペースを取って座っていれば済むものだったのですが、日常とはあまりにも別世界だったのでくたびれました。だいたい、標準語が英語っていうだけでかなりぐったりしてしまう。今まで私が知っていたF１とはまた全然違うものでした。いやあ、それにしてもVIPって余裕です。目の前で本物のレースが見られるというのに、スタートシーンを奥のクラブでシャンパン片手にモニターで見ながら談笑したりして（音がうるさくて話なんて出来ないのですが）。テレビや雑誌で何度も見かける人もいらっしゃいますが、とても気さくで礼儀正しくてすてきなんですよ。う〜ん、本物の貫禄というやつですなぁ…。社交界をかいま見た数日が終わり、明日からまたがんばろうと思うイダなのでした。
