Link Design News

リンクデザインの近況です。

感謝しかない

巣 徳島SFアンソロジー 刊行記念展始まりました

会場の徳島市nagaya.さんの店内に降らせた吉村萬壱さんの呟き。

空間のあちこちに言葉が隠れています。

ミシンで刺繍できる枠より大きな作品を作りたくて二枚合わせ。

「巣」徳島SFアンソロジー刊行記念イベント
吉村萬壱 写真と言葉展「萬に壱つ」
期間 11月25日(土)-12月3日(日)
時間 12:00−18:00
定休 木・金曜日
場所 徳島県徳島市沖浜町大木247
ナガヤプロジェクト内 nagaya.
電話 088-635-8393

徳島まで車で走って4時間で到着、まずは砂浜をチェックして貝殻と海綿と良さげな棒を拾って会場へ。設営は2時間で終わると踏んでいたのですがそんなに甘くなく、そこにみえた全員(写真家の前川さん、デザイナーの浮津さん、作家・編集者のなかむらあゆみさんと中村さん、記念展の写真と言葉の主の芥川賞作家の萬壱さん、会場のnagaya.のえみさん。本当にありがとうございました。)に助けてもらって倍以上時間をかけてなんとかかんとか終えました。
反省点がいっぱいあります。想定していた方法が1案目も2案目も無理だったとき、すぐに代案を出して道具を取りに走ってくれた方がいることや、上から吊るす作業を自ら引き受けてくれる上背のある人が何人もいてくれたこと、どんどんゴミを片してくれる人がいたこと。動線と商品に干渉しないことを考えるとホワイトボックスのようにはいかなくて、頭から湯気が出ていたのに暗くなるころには撤収できたのはほぼ奇跡です。
そんなこんなで展示のお知らせというより、みんなに助けてもらったことを言いふらしたいお知らせとなりました。
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徳島SFアンソロジーは12月2日の全国刊行に先行してこちらの会場と四国内の取扱書店で販売が始まりました。それを記念したこの展示と、同名の「萬に壱つ」という名前の写真とエッセイのちいさな本もあゆみ書店から出ていて、そちらには私の作品も登場しております。どどーんと。編集中からもちろん見せていただいていたし、ずっと「嬉しいな、嬉しいな(月面で嬉々としている)」というスタンスでしたが、今回徳島でこの2冊の本を作り上げるまでに関わった人たちの熱に直接触れて、嬉しいの重力が地上に降りてきた感じです。この重みは忘れたくないな!